ブラジル決選投票は接戦、ボルソナーロ氏の息子がルラ氏をリード
直近の世論調査の大半は、日曜の投票を前にフラビオ・ボルソナーロ氏がルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ氏をわずかに上回ると示している。犯罪、格差、ソーシャルメディアが浮動票を揺らしている。

ブラジルは日曜日、決着がつかないほどの接戦となる大統領選の決選投票を迎える。直近の世論調査の大半は、極右の挑戦者フラビオ・ボルソナーロ氏が、左派の現職ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ氏をわずかに上回っていることを示しており、その差は誤差の範囲内だ。45歳の上院議員の優位は、先週末の荒れた党首討論会以降に縮まった。フランス24が報じた。
争点は政治だけでなく経済にも及ぶ。犯罪と格差が有権者の関心の上位を占めており、今回の結果により、ラテンアメリカ最大の経済大国の税制、歳出、通商政策を誰が担うかが次の4年間で決まる。どちらの陣営も、誰の政策が財源を確保できているかという論争に決着をつける数字を今週は公表していない。
ルラ氏は81歳近い。同氏にとって問われているのは、過去の政権時代の輝きが色褪せたかどうかだ。ボルソナーロ氏にとっては、2022年に政権を失った元大統領ジャイール・ボルソナーロ氏が、クーデター未遂で有罪判決を受けたことを有権者が見過ごすかどうかが焦点となる。自由党のボルソナーロ氏は、サンパウロ州知事タルシジオ・デ・フレイタス氏と共に選挙運動を行っており、同知事は10月18日にサンパウロで開かれた集会で同氏と並んで登壇した。
もう一つの主戦場はオンライン空間だ。ブラジルは、インスタグラム、フェイスブック、ティックトックの利用者数が世界3位であり、選挙運動はこれらのプラットフォームに流れ込んでいる。批判派は、ワッツアップ、インスタグラム、フェイスブックの親会社であるメタを、決選投票における「第3の候補者」と呼んでいる。ボルソナーロ氏の支持者らがフィードを大量の投稿で埋め尽くしているためだ。こうしたオンライン上の猛攻が票に結びつくかどうかは、選挙戦の未解決の争点の一つである。
前回の選挙から4年の間に、ブラジルでは多くのことが変わった。とりわけ、政治的な議論がスマートフォンへと移る速さは際立っている。挑戦者にとってこの変化がどの程度有利に働くかについて、分析者の見方は分かれている。ボルソナーロ陣営のデジタル上の影響力は明らかだが、現職は依然として政府の統治機構を掌握しており、かつてルラ氏を支持した低所得層の有権者の忠誠心も握っている。
日曜日の開票がその試金石となる。これほどの僅差では投票率が勝敗を大きく左右する。ボルソナーロ氏が勝利すれば、父親の敗北から4年を経て、同家の名前が大統領府に戻ることになる。支持者が否定し、対立陣営が運動の指導者としての資格を失わせるとみなす有罪判決を経てのことだ。
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