中間選挙で米国民が投票、物価上昇とイラン戦争がトランプ氏を試す
下院435議席すべてと上院35議席が争点となるなか、有権者は燃料と食品の急騰を決定的な問題として挙げている。

ワシントン — 火曜日、数百万人の米国民が中間選挙の投票に向かった。この選挙は連邦議会の支配権を決めるもので、ひいてはドナルド・トランプ大統領の残る2年間の任期にも影響する。下院の435議席すべてと、上院100議席のうち35議席が争われており、民主党は下院で過半数を得るには純増3議席、上院では4議席が必要だ。RFIが報じた。
今回の投票は共和党にとって厄介なタイミングとなった。有権者が最も重視しているのは生活費の問題で、食品や燃料の価格高騰は、トランプ氏の関税措置と8か月に及ぶイランとの戦争が一因だとされる。BBCの報道による。数字は厳しい現実を示している。2月の開戦前に1ガロン3.75ドルだった軽油価格は、9月には過去最高の6.52ドルに達した。インフレ率はトランプ氏の就任時の3%から3.7%へ上昇し、エコノミストは、同氏の大規模な関税措置がなければ上昇幅はこれより小さかったと試算している。
日曜日に公表されたNBCニュースの世論調査では、米国民の60%がトランプ氏の政権運営を支持しないと答えた。戦争によって悪化した物価高が主な理由だ。ニューヨーク・タイムズ/サイエナ・カレッジの最終世論調査では、最も接戦となっている上院選7選挙区のすべてで民主党候補がリードしていたが、そのうち5選挙区は誤差の範囲内にとどまっていた。
資金の流れも状況を物語っている。共和党は、カンザス州の上院選を含め、伝統的に安全とされてきた選挙区に数億ドル規模の広告費を投じてきた。クック・ポリティカル・レポートのキャリー・ダン氏はBBCに対し、「本来勝てるはずの州で政治広告に多額の米ドルを使い始めたら、彼らが苦戦していると分かる」と語った。
トランプ氏は選挙活動に力を入れ、数十か所の集会で演説してきた。日曜日にはアイオワ州で有権者に向けて、「今回の選挙では、どうか私が投票用紙に載っているつもりで考えてほしい」と訴えた。民主党は「あなたの富を奪う、極端で危険な急進派」だと非難した。今回の選挙の意味は政治的なものにとどまらず、実務面でも大きい。民主党が上院で多数を握れば、トランプ氏による終身の判事任命を阻止できる。また、下院でも勝利すれば、連邦予算や、ジェフリー・エプスタイン関連文書を含む問題を調査できる委員会を支配することになる。
次の試練はすぐに訪れる。東部の州からの最初の開票結果は投票締め切り後数時間以内に出る見通しだ。一方、アラスカ州の開票は長引く可能性がある。同州では、上院選の結果認定をめぐる判決について司法省が控訴している。選挙戦の展望はこちらの記事でご覧いただける。
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